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高齢者の熱中症には注意が必要!

日本の夏はとにかく暑い!!

なんて思う方も多いのではないでしょうか。夏が暑く感じるのは気温が高いだけではなく、空気中の水分量が多いせいでジメジメとした嫌な空気感。

まるで、サウナですよね。

そんな夏で注意しないといけないことは、何と言っても熱中症。子供から高齢者までしっかりと暑さ対策をしなければ、簡単に熱中症になってしまいますね。

温暖化の影響なのでしょうか。年々と暑さは増しているような…

ちなみにヨーロッパにはほとんどの家庭にはエアコンがありません。最近は最高気温で35度を超えることが多くなり、かなり苦しい思いをしていると思います。

どこに行っても、暑さは避けられない時代が来るのでしょうか。

今回は高齢者の熱中症について紹介をしてみたいと思います。

 

高齢者は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。また、体内の水分量が減少していたり、のどの渇きを感じにくくなったりすることで、熱中症にかかりやすい

https://www.netsuzero.jp/learning/le05

 

高齢者は、熱中症になりやすいといわれていますがどうしてでしょう?

上記の引用にも記されているように、高齢者の皮膚にある温度に対する感覚が歳を重ねると鈍くなり、暑さやのどの渇きを感じにくくなっていることが原因として挙げられるようです。
また、老化によって脳が命令を出しても皮膚血流量や発汗が思うように増加させられないことも多くあり、若年者に比べて熱を放散させる能力が低く、熱がこもりやすいともいわれているそうです。

高齢者になると運動量が減り、身体の代謝能力※1が低下することも一つの原因として挙げられます。

※1 代謝とは、薬や食物などを体内で分解したり、他のものへ合成したりする働き

また、高齢者のなかには電気代の節約のため、エアコンのスイッチを入れるためのリモコンの操作がわからない、身体が冷えるからエアコンが嫌いなどを理由に、エアコンの使用を嫌がる方もいるようです。

高齢者の熱中症を予防するためには、以下のことに日頃から気をつけてることが大切です。確認してみましょう。

  • 室温28℃を目安に、エアコンや扇風機を使って温度管理
  • のどが渇かなくてもこまめな水分補給を徹底
  • 外出は熱がこもらない服装で、日よけ対策をする
  • 歩行の際には無理せず、適度に休憩をとる
  • 栄養バランスを考えた食事で体調管理をする

 

特に高齢者の方は、室内の気温や体内の水分不足を感じずらいことが多いです。周りの方が気にかけて水分補給やエアコンの利用などを促してあげることが重要となってきますね。

高齢者の熱中症は気をつけなければいけないことが多いです。

今後、日本の夏がもっと暑くならなければ良いのですが。そうは行かなそうですね。